週末に祖母が亡くなった。
95歳の大往生で、
前日まで元気でご飯も食べて
お風呂にも入って
おやすみなさいをしたら
おはようが来なかったという、
どれほど人生で徳を積んだ人の死に方なのかって
思っちゃった。
誰も泣きも大騒ぎもせず
なんていい死に方なの？
と、終始穏やかなお別れだった。
このコロナの騒ぎの中
もし病院で亡くなっていたら
検査をしたりだなんで
ずっと付き添ったり
ゆっくりお別れなんてできなかったんだって。
そこにつけてもなんて運の強い人なんだろうって思う。
うちは無宗教のお家なので
2年前祖父が死んだ時もちょっと困った。
お坊さんも呼ばないし
お線香もあげない。
お別れをしにきても
あげるお線香もなくて会いにきてくれた人に
申し訳なかった。
何もするなというのは
おじいちゃんの遺言だったからそうしたけど
お葬式っていうのは、残された人のものだと思った。
お線香、あったほうが手持ち無沙汰にならなくていい。
と、学んだので、そこまで主張のなかった
おばあちゃんのお別れ会には
お線香とお菓子のお礼は用意した。
旅立ちに当たっては何もしない方針の我が家系だけど
私のおばあちゃんは本当に
めちゃくちゃ美しい人だったので
お化粧とお洋服はちゃんとしようと
私たち孫が主張して
納棺師さんにきてもらって
本当に美しくしてもらった。
宗教関係なく
おばあちゃんらしく送り出せてよかったなって思う。
ちょうど、先週から飼い猫のモップちゃんが
もしかしたら不治の病かも、と
死について考えることが多かったので
今回の祖母の死は
クオリティオブライフのことを含めて
とても考えさせられるものだった。
