この夏休みに行ってきた美術館
本当に雨ばかりのお盆でしたね。
せめて近所の美術館を散策したいと思って行ってきた。
「小さな美術館 軽井沢草花館」
というところで、草花に興味があったわけでも
画家さんを知っていたわけでもない。
家族からもなんでそこに?と聞かれたけど
雨に佇む美術館に興味があったからだと答えた。
本当に美術館というより
個人のお家、という感じで素敵なところだった
お客さんも私だけ。
小さなお庭があって
そこには絵の題材になっているような
お花があったり
静かな場所だった。
画家さんは石川功一さんという人。
軽井沢の草花に魅せられて草花の絵をたくさん描いていた人のよう。
興味深かったのが
元々はミス東京の女性達をモデルに
美人画を描いていたようで
そのころの絵も一緒に飾ってあって
それは本当に美しい女性ばかりでうっとりなんだけど
石川さんは最終的にミス東京の女性達より
野に咲く小さな花々の方を描きたいと思ったのかな
と考えさせられたこと。
堂々と美人を描けるのっていいお仕事だなって
邪な私は思っちゃうけど
そこは芸術家の考えや想いがあるんだろうな。
規模だけで言えば数分で回れてしまう美術館を
ゆっくりじっくり過ごす時間って
雨の日には有意義だなぁと思ったのでした。